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雁行(読み)ガンコウ

デジタル大辞泉 「雁行」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雁行」の意味・読み・例文・類語

がん‐こう‥カウ【雁行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雁が飛んで行くこと。また、そのときの列の形。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「雁行一道斜過塞。鶴唳数声未皐」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)一〇・秋日遊円融院即事〈中原広俊〉)
    2. [その他の文献]〔梁簡文帝‐大同十年十月戊寅詩〕
  3. 雁が列をなして飛ぶようにはすかいに続いていく形で、移動したり、すわったりすること。
    1. [初出の実例]「発矇啓滞。移鄒邑而鴈行」(出典:本朝文粋(1060頃)一一・鶴鳴九皐詩序〈藤原雅材〉)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天道〕
  4. ( より転じて ) ある物事や人物にややおくれて進むこと。あとを追うこと。
    1. [初出の実例]「余論大江氏、朝綱上襄。佐国行」(出典:日本詩史(1771)一)
  5. 陣の構え方の名。雁が空を飛ぶときのように、はすかいにずらして陣をかまえるもの。がんぎょう。
    1. [初出の実例]「馬の頭を雁行(ガンカウ)に連(つら)ねて」(出典:太平記(14C後)一四)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐存韓〕

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普及版 字通 「雁行」の読み・字形・画数・意味

【雁行】がんこう(かう)

かりが並んで飛ぶ。また、斜めに並んで飛ぶ。〔詩、風、大叔于田〕兩(馬)は上襄(じやうじやう)(一歩前)し 兩驂(そえ馬)は雁行す

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