雄郡神社(読み)ゆうぐんじんじや

日本歴史地名大系 「雄郡神社」の解説

雄郡神社
ゆうぐんじんじや

[現在地名]松山市小栗三丁目

長通ながとおりにある。祭神は天宇受売命・品陀和気命・帯中日子命・息長帯姫命。旧県社。

社伝によると、用明天皇の代に宇佐(現大分県宇佐市)から八幡神を勧請して祭祀したという。「三代実録」元慶二年(八七八)七月八日条に「授伊予国雄郡神従五位下」とある。雄郡神とはこの社に祭祀した神をさしたものと考えられる。延久年間(一〇六九―七四)に社号を正八幡神社に改めた(社伝)近世に入り、加藤嘉明は当社を厚く崇敬し、社殿の前に杉を並べ植えたので、これを左馬殿杉とよんだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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