日本歴史地名大系 「雉之尾前方後方墳」の解説 雉之尾前方後方墳きじのおぜんぽうこうほうふん 愛媛県:今治市国分村雉之尾前方後方墳[現在地名]今治市唐子台今治平野の東南端近く唐子(からこ)山の北裾に続く丘陵の一つに雉之尾がある。いまはすべて崩されてしまったが、ここに前方後方墳・方墳などが数基あり、その第一号墳は前方後方墳で木棺直葬らしく、昭和四〇年(一九六五)五月発掘調査が行われた。後方部墳頂は標高三九・五三メートルで、今治平野と燧(ひうち)灘を一望しうる所にある。全長三〇・五メートル、前方部長さ一五メートル、同高さ二・三四メートル、同幅七メートル、後方部高さ三・七六メートル、同幅一六・四メートルで、墳丘はほとんど盛土である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by