雉子の頓使い(読み)きぎしのひたづかい

大辞林 第三版の解説

きぎしのひたづかい【雉子の頓使い】

行ったきり帰ってこない使い。 〔天孫降臨に先立って葦原あしはらの中つ国の平定に派遣された天稚彦あめわかひこが、八年たっても復命せず、天上から詰問に遣わされたキジを射殺したという記紀の神話による〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

きぎし【雉子】 の 頓使(ひたづか)

(天つ神の命を受けて、日本の国土を平定するために天から地上にくだった天若日子(あめのわかひこ)が、八年たっても復命しなかったので、雉子をつかわして事情を問わせたところ、天若日子はこれを射殺してしまったという故事による) 行ったきり、帰って来ない使者。一説に、使者をやる時に副使をつけないで単独でやるのを忌んでいうことば。きじのひたづかい。
※古事記(712)上「亦其の雉還(かへ)らず。故(かれ)今に諺に、『雉之頓使(きぎしのひたつかひ)』と曰ふ本是れぞ」

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