コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

雑賀城 さいかじょう

1件 の用語解説(雑賀城の意味・用語解説を検索)

日本の城がわかる事典の解説

さいかじょう【雑賀城】

和歌山県和歌山市雑賀崎の妙見堂山にあった山城(やまじろ)。戦国末期に雑賀衆の率いる雑賀一揆の拠点となった城。雑賀衆とは紀伊雑賀荘内の族党からなり、根来(ねごろ)寺とともに鉄砲集団としてその名を馳せた。雑賀衆の頭目、鈴木佐太夫(さだゆう)が和歌浦を望む小さな丘に居城を築き、東に侍屋敷、西に町屋を置いて中世の城下町を形成したといわれる。織田信長と石山本願寺門主の顕如(けんにょ)との間で石山合戦が起こると、雑賀衆は顕如に合力し、軍事・兵糧基地となったのが雑賀城であった。1577年(天正5)、信長は雑賀一揆征伐のため、雑賀攻めを敢行する。雑賀衆は本拠地の雑賀、中州、吹上の3城に分かれて頑強に防戦したが、信長の大軍に鈴木孫一(左太夫の嫡男)以下の雑賀衆は軍門にくだり、1580年(天正8)に本願寺の降伏で戦いは終結した。1585年(天正13)には、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)の紀州征伐によって雑賀の諸城は落城した。現在当時の遺構はほとんど残っていないが、城跡山公園に説明板が設置されている。JR紀勢本線紀三井寺駅からバスで和歌浦下車、徒歩10分。

出典|講談社
(C)Kodansha.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

雑賀城の関連キーワード和歌山市和歌山県立医科大学和歌山大学和歌山公園動物園近鉄百貨店 和歌山店ポルトヨーロッパわかちゃん和歌山県民文化会館和歌山タカシマヤ和歌山マリーナシティ

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone

雑賀城の関連情報