離見(読み)リケン

デジタル大辞泉 「離見」の意味・読み・例文・類語

り‐けん【離見】

離見の見」に同じ。
見所けんじょより見る所の風姿は、我が―なり」〈花鏡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「離見」の意味・読み・例文・類語

り‐けん【離見】

  1. 〘 名詞 〙 世阿彌の能楽論で、自分の姿を距離をおいて観察すること。演者観客立場で自分の姿を思い描くこと。また、その見方方法。離見の見。
    1. [初出の実例]「見所より見るところの風姿は、我が離見也。しかれば、わが眼の見る所は、我見也。離見の見にはあらず」(出典:花鏡(1424)舞声為根)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android