雨注(読み)ウチュウ

デジタル大辞泉 「雨注」の意味・読み・例文・類語

う‐ちゅう【雨注】

[名](スル)矢・弾丸などが、雨の降るように盛んに飛んでくること。また、盛んに浴びせること。
「弾丸―の際に成就仕り候ものにて」〈染崎延房・近世紀聞〉

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精選版 日本国語大辞典 「雨注」の意味・読み・例文・類語

あま‐そそぎ【雨注】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「あまそそき」 ) あまだれ。雨のしずく。また、霧雨
    1. [初出の実例]「東屋の 真屋のあまりの その安万曾々支(アマソソキ) 我立ち濡れぬ 殿戸開かせ」(出典催馬楽(7C後‐8C)東屋)
    2. 「Amasosoqiga(アマソソキガ) スル」(出典:日葡辞書(1603‐04))

う‐ちゅう【雨注】

  1. 〘 名詞 〙 ( 雨が降り注ぐ意から ) 矢、弾丸などが雨のように絶え間なく降り注ぐこと。
    1. [初出の実例]「弾丸雨注(ウチウ)の際に成就仕り候ものにて」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
    2. [その他の文献]〔呉志‐朱然伝〕

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普及版 字通 「雨注」の読み・字形・画数・意味

【雨注】うちゆう

降り注ぐ。

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