新雪(読み)シンセツ

デジタル大辞泉 「新雪」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「新雪」の意味・読み・例文・類語

しん‐せつ【新雪】

  1. 〘 名詞 〙 新しく降り積もった雪。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「華陽晴望迷新雪、柳塞老愁送幾霜」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)三・月下即事〈藤原周光〉)
    2. 「裏通りは足駄が埋まる位に新雪が積ってゐた」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉下)
    3. [その他の文献]〔権徳輿‐送清上人詩〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「新雪」の意味・わかりやすい解説

新雪
しんせつ
new snow

降ってまもない雪のことで、雪結晶の形をとどめていることが多い。結晶どうしの結合はまだほとんどないので、もろくて柔らかい。また、密度はおおよそ1立方メートル当り50~150キログラムであるから、軽く、体積の約83~95%は空気である。時間経過とともに、雪結晶の形は丸みを帯び、結晶間の結合が成長し、新雪の構造はしだいに密になり硬くなってゆく。

[前野紀一]

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普及版 字通 「新雪」の読み・字形・画数・意味

【新雪】しんせつ

初雪。

字通「新」の項目を見る

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