雪達磨(読み)ユキダルマ

デジタル大辞泉 「雪達磨」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐だるま【雪達磨】

雪を丸めたものを二つ重ね、木炭炭団たどんなどで目鼻口をつけたもの。 冬》「家々の灯るあはれや―/水巴

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精選版 日本国語大辞典 「雪達磨」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐だるま【雪達磨】

〘名〙
① 雪を丸めて達磨の形に作ったもの。雪をころがして大小の二つの丸い塊を作り、それを積み上げて木炭や炭団(たどん)などで目・鼻・口をつけたもの。雪の達磨。《季・冬》
※俳諧・鸚鵡集(1658)九「手まの入や作るもお祖師雪達摩〈信徳〉」
売春を主とする芸者
※いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉二「それもこの植民地のユキダルマ(枕芸者)上りと思われるここのおかみが」

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