雲林院井堰(読み)うじいいせき

日本歴史地名大系 「雲林院井堰」の解説

雲林院井堰
うじいいせき

[現在地名]芸濃町雲林院 藪ノ尾

河内こうちとの境に近いやぶ安濃あのう川に設けられている。延宝三年(一六七五)津藩奉行柳田伊(猪)之介により開かれたが、施工不完全で漏水が多く、また洪水で流失して干害を被ることが度々あったので、寛政三年(一七九一)雲林院庄屋増地伊左衛門は津藩奉行杉山六郎左衛門・同茨木理兵衛の協力を得て、これを改修、堰板を用いるなど、ほぼ完全な井堰を作り、干害の憂いを断ち、かつ五〇余町歩の新田を開拓した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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