雲洞村(読み)うんとうむら

日本歴史地名大系 「雲洞村」の解説

雲洞村
うんとうむら

[現在地名]塩沢町雲洞

三郎丸さぶろうまる村・早川はやかわ村の東、西は枝吉えだよし村、東は金キンじよう山の山麓が続く。北は大月おおづき(現六日町)。養老年間(七一七―七二四)の草創、正治二年(一二〇〇)一時廃絶し、応永年間(一三九四―一四二八)再び開かれたとの伝承がある(南魚沼郡誌)。文化二年(一八〇五)の雲洞村書上(上田村郷土史)には、雲途うんとるいは雲ウンとも記したと伝え、その由来は金城山へ登る道のあることによるという。慶長三年(一五九八)検地帳(北方文化博物館蔵)によると、田畑総高七三六石八斗余で、うち五五五石九斗余は「会津へ参候給人」と記され、検地時は荒地扱いになっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android