精選版 日本国語大辞典 「零墨」の意味・読み・例文・類語 こぼれ‐ずみ【零墨】 〘 名詞 〙 こぼれ落ちてついた墨のあと。[初出の実例]「官女のうつし絵に、こぼれ墨其ままに子(ほくろ)とうたがはれしも」(出典:浮世草子・新可笑記(1688)二) れい‐ぼく【零墨】 〘 名詞 〙 書きものの切れはし。古人の筆跡などで、断片的に残っているもの。「断簡零墨」[初出の実例]「拾ふ可きの正史なく、探ぐる可きの霊墨なき時代に至りて」(出典:政党評判記(1890)〈利光鶴松〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例