百科事典マイペディア 「電磁ポンプ」の意味・わかりやすい解説
電磁ポンプ【でんじポンプ】
→関連項目ポンプ
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 電磁流体力学の萌芽は,鉛直磁場の下で鉛直な電線からの放射電磁場があるとまわりの水銀が回転するという電磁回転や,1937年J.ハルトマンによる垂直な磁場のかかった溝の中の流れ(ハルトマンの流れ)の研究に見られる。とくに後者は電流の流れる流体に垂直な磁場を加えて管に沿う方向の動力を得,管に沿って液体を流そうとする電磁ポンプやさらに進んで電磁推進の基本となるものである。また逆に流れと磁場に垂直に生ずる起電力の測定は電磁流量計やMHD発電に結びつくものである。…
…気体の圧力を下げ,大気圧以下にする機械を真空ポンプと呼んでおり,気体を扱う場合もポンプと呼ぶことがあるが,一般にはポンプといえば液体を扱う機械をいう。また通常,ポンプは電動機や内燃機関などの原動機により駆動され,その機械的エネルギーを流体に伝達するものであり,溶融金属や水銀を磁場と電流の相互作用によって圧送する電磁ポンプとは根本的に原理が異なっている。 川の水をくみ上げることは古代から人類生活に欠かせなかったから,低水位の水を高水位に揚水するため,つるべ,水揚水車,ペルシャンホイールなどいろいろなものが用いられていたが,これらは人力や家畜の力などによる原始的なものであり,また容器に水を入れてくみ上げるという点からも,原理的に現在のポンプとは異質のものといえる。…
※「電磁ポンプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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