化学辞典 第2版 「電量滴定」の解説
電量滴定
デンリョウテキテイ
coulometric titration
クーロン滴定ともいう.定電流電解によって反応物質をつくり,迅速反応によって酸化還元反応を行わせ,必要とした電気量から定量分析を行う方法.電流効率100%,つくられた反応物質が化学量論的で,また迅速に反応することが必要である.たとえば,臭素滴定では,酸性溶液中でKBrを定電流電解で Br2 とし,生成した Br2 を用いて酸化滴定を行う.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報