須要(読み)シュヨウ

デジタル大辞泉 「須要」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐よう〔‐エウ〕【須要】

[名・形動]なくてはならないこと。どうしても必要なこと。また、そのさま。必須ひっす。すよう。「須要な(の)件」「須要な(の)物資」
[類語]大事必要入り用必須所要入用要用必需不可欠よう必要よう必見必携要する要る

す‐よう〔‐エウ〕【須要】

[名・形動]なくてはならないこと。また、そのさま。必須。
「彼の書画は―なり」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「須要」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐よう‥エウ【須要】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「しゅ」は「須」の漢音 ) なくてはならないこと。ぜひ必要であること。また、そのさま。必須。すよう。
    1. [初出の実例]「欲其下、則須要謹其所一レ好」(出典童子問(1707)中)
    2. 「其中最も須要にして最も重きものは、第一第二第三第四第五の数項とす」(出典:条約改正論(1887)〈小野梓〉五)

す‐よう‥エウ【須要】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) しなければならないこと。なくてはならないこと。また、そのさま。必須。しゅよう。
    1. [初出の実例]「譬へば此小刀は甚だ善美なり即ち須要(スエウ)なるが故に善美なり」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「須要」の読み・字形・画数・意味

【須要】しゆよう

必要。

字通「須」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android