需要創出効果(読み)じゅようそうしゅつこうか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「需要創出効果」の意味・わかりやすい解説

需要創出効果
じゅようそうしゅつこうか

政府の財政支出など,国民経済全体の有効需要を高めるための需要創出政策をとることで,乗数効果を通じて初期の支出の数倍もの有効需要が創出される効果のことをいう。 1930年代に見られたような構造的不況原因には,資本労働など生産能力が過剰で有効需要が相対的に不足していたことがあり,こうした不況を克服するには,政府による財政支出の拡大が有効な手段と考えられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android