震慄(読み)シンリツ

デジタル大辞泉 「震慄」の意味・読み・例文・類語

しん‐りつ【震慄】

[名](スル)恐れおののくこと。戦慄
「その幻術に似たる力は一層の強さを加え、我手足は―せり」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「震慄」の意味・読み・例文・類語

しん‐りつ【震慄】

  1. 〘 名詞 〙 おそれてふるえあがること。おそれおののくこと。戦慄。〔和蘭字彙(1855‐58)〕
    1. [初出の実例]「その幻術に似たる力は一層の強さを加へ、我手足は震慄せり」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉心疾身病)
    2. [その他の文献]〔史記‐司馬穰苴伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「震慄」の読み・字形・画数・意味

【震慄】しんりつ

ふるえ恐れる。〔新論閲武〕夫(そ)れ三軍漫なれば、~、令に應ぜず、疎數、行をさず。故に士未だ戰はずして震慄し、馬未だ馳せずして汗す。~はざるの致すなり。

字通「震」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android