霜降城跡
しもふりじようあと
厚東川の左岸、末信の東方にある霜降岳(二五〇・二メートル)山頂にある厚東氏の築城と伝える古城跡。
山名の由来は不明だが、「注進案」に「末信村霜降ケ嶺厚東代々之要害と申伝候事、地下由来書、持縄山ハ霜降之城引続有之、往古城郭之時分より持縄山と唱来申候由地下人申伝候」とあり、同書の末信村正八幡宮の由来に「七世武光公御代治承三年ニ霜降城を御築立相成候而当城南陽守護神と被成」とあるが、築城年代を確定できる史料はほかにみつかっていない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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