霧多布村(読み)きりたつぷむら

日本歴史地名大系 「霧多布村」の解説

霧多布村
きりたつぷむら

[現在地名]厚岸あつけし郡浜中町霧多布東一条きりたつぷひがしいちじよう霧多布東二条きりたつぷひがしにじよう霧多布東三条きりたつぷひがしさんじよう霧多布東四条きりたつぷひがしよじよう霧多布西一条きりたつぷにしいちじよう霧多布西二条きりたつぷにしにじよう霧多布西三条きりたつぷにしさんじよう霧多布西四条きりたつぷにしよじよう湯沸とうぶつ

明治一八年(一八八五)から同三九年まで存続した厚岸郡の村。明治一八年七月浜中村から分離して成立(状況報文)。同村の南、霧多布島一帯にあたる。明治一二年には永住人家三戸で、昆布漁期に賑わうのみであったが、汽船航路が開かれたのに対応して浜中地方の拠点港となり、貨物の出入や戸口が増加。同一五年同地方の中心であったさかき町に代わる中心市街地にするため、霧多布島陸繋部東側に市街地区画が行われ、移住者に割渡された。同年の戸数約六〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android