デジタル大辞泉
「一進一退」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いっしん‐いったい【一進一退】
- 〘 名詞 〙 進んだり、退いたりすること。また、情勢がよくなったり、悪くなったりすること。
- [初出の実例]「客数かくの如く多かるから、供給需用相当(あひあた)らず、一挙一動、一進一退(いっシンいっタイ)、娼妓に誠実(まこと)の原素なきは、素其筈の事なりかし」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉七)
- 「互に相接近するに従ひ、其勢愈両立する能はず。一進一退」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉五)
- [その他の文献]〔荀子‐脩身〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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一進一退
前へ進んだり、後戻りしたりすること。また、病状や情勢がよくなったり、悪くなったりすること。
[活用] ―する。
[使用例] 胸の病気のほうは一進一退、痩せたりふとったり、血痰が出たり[太宰治*人間失格|1948]
[使用例] 一日気持ちのいい日がつづくと、あとの三日は寝ていなければならず、病状は一進一退だった[辻邦生*嵯峨野明月記|1971]
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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