青幡神社
あおはたじんじや
[現在地名]伊万里市東山代町里
里川の扇状地扇端にある。久安五年(一一四九)下松浦地方の統治者であった源直が館の鬼門に松浦源氏の始祖とされる源融を主神として創建したといい、のち直を追祀した。旧郷社。
社伝によると社号は、神功皇后朝鮮出兵の時、天の岩戸の神事にちなんで青幡・白幡を左右の先鋒旗とした故事による。同時に二の宮白幡神社を創建し海の鎮護神として住吉神を祀り、併せて陸海の安泰と繁栄を祈って社領各四町八段を付したという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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