精選版 日本国語大辞典 「青旗の」の意味・読み・例文・類語 あおはた‐のあをはた‥【青旗の】 枕① 青々と葉の茂る木々を青い旗に見立てて、地名「木幡(こはた)」にかかる。[初出の実例]「青旗乃(あをはたノ)木旗(こはた)の上をかよふとは目には見れども直(ただ)に逢はぬかも」(出典:万葉集(8C後)二・一四八)② 山の青々と木の茂ったさまから「葛城(かづらき)山」「忍坂(おさか)の山」にかかる。[初出の実例]「青旗乃(あをはたノ) 葛城(かづらき)山に たなびける 白雲隠る 天さがる 夷(ひな)の国辺に」(出典:万葉集(8C後)四・五〇九)「こもりくの 長谷(はつせ)の山 青幡之(あをはたの) 忍坂(おさか)の山は 走り出の よろしき山の 出で立ちの 妙(くは)しき山ぞ」(出典:万葉集(8C後)一三・三三三一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例