デジタル大辞泉
「忍坂」の意味・読み・例文・類語
おさか【忍坂】
奈良県桜井市忍阪の古称。神武天皇の命により道臣命が賊を討った所といわれる。おしさか。
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おさか【忍坂】
- 奈良県桜井市忍阪(おっさか)の古名。神武天皇が道臣命(みちのおみのみこと)に命じて、酒盛り中の賊を征伐させた所といわれる。おしさか。
- [初出の実例]「意佐加(オサカ)の大室屋に 人多(さは)に 来入り居り」(出典:古事記(712)中・歌謡)
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忍坂 (おしさか)
奈良県桜井市東部の歴史地名。押坂,恩坂とも書き,おさかともいう。忍坂邑の名は古く《日本書紀》神武即位前紀,垂仁紀にみえ,最古の金石文の一つである隅田(すだ)八幡人物画像鏡の銘文に〈意柴沙加宮(おしさかのみや)〉の名が認められる。允恭天皇の后妃,忍坂大中姫(おおなかつひめ)や敏達天皇の皇子,押坂彦人大兄皇子は忍坂に宮を営んだともいわれ,皇子の妃,糠手姫(あらてひめ)皇女や子の舒明天皇の陵墓もこの地に置かれたという。《和名抄》では忍坂郷として城上(しきのかみ)郡に属し,中世には忍坂庄も認められる。元禄郷帳には恩坂村とあり,現在の桜井市大字忍阪の地にあたる。
執筆者:舟尾 好正
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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