日本歴史地名大系 「静原社」の解説 静原社しずはらしや 京都市:左京区静原村静原社[現在地名]左京区静市静原町社伝は成務天皇一二年の創建と伝え、祭神は伊弉諾(いざなぎ)尊・瓊瓊杵(ににぎ)尊。古来二ノ宮とも称したという。旧村社。名社として知られ、後鳥羽天皇・後醍醐天皇の綸旨、鎌倉・室町将軍の御教書などを相伝したというが、明応年間(一四九二―一五〇一)当地に静原城を構えた岩倉(いわくら)(現左京区)の山本対馬守が、細川政元と戦った際に兵火にかかり、古文書・社記類をすべて焼失した(京都府愛宕郡村志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by