最新 地学事典 「静岩圧」の解説
せいがんあつ
静岩圧
lithostatic pressure
固体岩石によって地球内部に伝えられる一種の封圧。地下深部では岩石のダクティリティが大きくなるため,静岩圧は静水圧と同様,あらゆる方向に対して大きさの等しい圧縮力と考えられる。またその大きさは,造構力などの存在しない場合には自荷重圧に等しい。間隙水で飽和した多孔質岩石の場合は岩圧と間隙水圧の差が有効封圧となる。地表に近い部分では表層地形の影響などを考慮しなければならず,この場合は積載岩圧として扱うことがある。
執筆者:植村 武・西澤 修
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

