非局所場の理論(読み)ひきょくしょばのりろん

百科事典マイペディア 「非局所場の理論」の意味・わかりやすい解説

非局所場の理論【ひきょくしょばのりろん】

マルコフ(1940年),湯川秀樹(1948年)らが提唱した場の理論の一形式。従来場の量子論では時空内の一点で定まるような量を用いるのに対し,一点だけでは定まらないような量で記述される場を考えようとする。素粒子自己エネルギーに関する発散の困難(くりこみ理論)を除くと同時に,種々の素粒子存在を統一的に説明するのが目標。1965年の素領域理論はその発展
→関連項目湯川秀樹

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