非拮抗的阻害(読み)ヒキッコウテキソガイ

デジタル大辞泉 「非拮抗的阻害」の意味・読み・例文・類語

ひきっこうてき‐そがい〔ヒキツカウテキ‐〕【非拮抗的阻害】

非競争的阻害

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「非拮抗的阻害」の解説

非きっ抗的阻害
ヒキッコウテキソガイ
non-competitive inhibition

非競合阻害ともいう.きっ抗的阻害に対する阻害の一様式酵素反応において,ある物質(阻害剤)が基質と無関係に,かつ可逆的に酵素のある部位に結合し,酵素の機能を阻害する現象をいう.たとえば,SH基触媒中心とする酵素は,重金属によって酵素活性が非きっ抗的に阻害される.また,金属酵素キレート剤による阻害もこの様式に入る.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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