面を切る(読み)おもてをきる

精選版 日本国語大辞典 「面を切る」の意味・読み・例文・類語

おもて【面】 を 切(き)

  1. 能楽で、顔面を鋭く速く動かす。急に物を見る動作で、相手をおどしたり、怒りの感情を示したりするときに用いる。
    1. [初出の実例]「鐘を上げ候節面てを切候処、暫手間取聊おくれける様也」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)四)
  2. 歌舞伎で、役者正面を向いて見得を切る。
    1. [初出の実例]「小男成(なり)しに長き大小をさし、出端にきっと表(オモテ)を切り」(出典役者論語(1776)続耳塵集)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む