鞍に拠りて顧眄す(読み)あんによりてこべんす

精選版 日本国語大辞典 「鞍に拠りて顧眄す」の意味・読み・例文・類語

あん【鞍】 に 拠(よ)りて顧眄(こべん)

  1. ( 中国、漢代の将軍馬援が、老年でなお役に立つことを示そうとして、天子の前で馬に乗って勢いの盛んなところを見せたという「後漢書‐馬援伝」の故事から ) 馬の鞍によりかかって前後を見回す。威勢の盛んな態度にいう。
    1. [初出の実例]「威風堂々として尚ほ鞍(アン)に拠(ヨ)って顧眄(コベン)するの勇を示す」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江二三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 アン 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む