鞍岡火成岩(読み)くらおかかせいがん

最新 地学事典 「鞍岡火成岩」の解説

くらおかかせいがん
鞍岡火成岩

Kuraoka igneous rock

熊本県山都町~宮崎県五ヶ瀬町(湯鶴葉-祇園山地域)の黒瀬川帯中に分布し,蛇紋岩と密接にレンズ状岩体をなす圧砕花崗岩。主に優白質粗粒トーナル岩~黒雲母-角閃石花崗閃緑岩で,黒雲母花崗岩・石英ひん岩を伴う。常に圧砕構造が発達し,黒雲母は緑泥石化,斜長石はソーシュライト化し,圧砕の著しい部分はマイロナイト化。全岩化学組成から島弧火成活動が示唆され,南部北上帯の氷上花崗岩類と極めて類似。K-Ar年代として黒雲母で379Ma,角閃石で450Ma, Rb-Sr年代として黒雲母で434~414Ma・381Maなどが報告された。反復累帯構造をしめすジルコンからU-Pb年代として450~440Maが得られ,八代火成岩,三滝火成岩に対比。神戸信和(1957)命名。参考文献:小山内康人ほか(2014) 地質雑, Vol.120:79

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む