から‐かき【韓垣・唐牆】
- 〘 名詞 〙
- ① 韓風(からふう)に作った垣。一説に、「幹垣」で、草木または竹の幹で編んだ垣ともいう。
- [初出の実例]「おみの子のやへや哿羅哿枳(カラカキ)ゆるせとやみこ」(出典:日本書紀(720)武烈即位前・歌謡)
- ② 白壁の塀。
- [初出の実例]「小童二人〈略〉自二御所南面唐墻一退」(出典:吾妻鏡‐建長四年(1252)八月二二日)
- ③ 唐衣の織物の文様の一種。中国風の垣根。
- [初出の実例]「梅唐草を浮き織りたる二小袖に、からかきに梅をぬひて侍し」(出典:とはずがたり(14C前)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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