韓崇山古墳群(読み)かんぞうやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「韓崇山古墳群」の解説

韓崇山古墳群
かんぞうやまこふんぐん

[現在地名]板野町大寺

岡山路おかやまじにある古墳時代中期―後期にかけての一一基からなる古墳群。阿讃あさん山脈からの支脈である韓崇山にある。一号墳は明治一二年(一八七九)調査では組合せ式箱式石棺が確認され、全身に朱が塗布された人骨が埋葬されていた。棺内からは直弧文が施された鹿角装太刀、玉類が出土した。平成六年(一九九四)の調査によって、埋葬施設に結晶片岩製箱式石棺もしくは竪穴式石室をもつ全長約三五メートルの前方後円墳と推定されている。二号墳は昭和二年(一九二七)副葬品が掘出され、現在東京国立博物館が所蔵している。平成六年の調査で直径約一三メートルの円墳で、墳丘埴輪をもち、箱式石棺を埋葬施設としていたことが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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