音吐朗朗(読み)オントロウロウ

デジタル大辞泉 「音吐朗朗」の意味・読み・例文・類語

おんと‐ろうろう〔‐ラウラウ〕【音吐朗朗】

[ト・タル][文][形動タリ]声が豊かで、よどみなくはっきりと響きわたるさま。「音吐朗朗と声明文を読み上げる」

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精選版 日本国語大辞典 「音吐朗朗」の意味・読み・例文・類語

おんと【音吐】 朗朗(ろうろう)

  1. 音声がゆたかでさわやかなこと。
    1. [初出の実例]「御経の文句を〈略〉音吐朗々と誦み上げる」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)

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四字熟語を知る辞典 「音吐朗朗」の解説

音吐朗朗

音声がゆたかでさわやかなこと。

[活用] ―と・―たる。

[使用例] 口を開けばこそ、音吐朗々として、真に凜たる男児の声を成すが[石川啄木*雲は天才である|1906]

[使用例] なかなか音吐朗々たる声で、なみいる者は皆すっかり感服したらしい[梅崎春生*Sの背中|1952]

[解説] 「音吐」は、声の出し方、音声のこと。「朗朗」は、声が大きくてはっきりしている様子を表します。

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