音声情報処理(読み)おんせいじょうほうしょり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音声情報処理」の意味・わかりやすい解説

音声情報処理
おんせいじょうほうしょり

ヒト音声を信号データとして扱い,コンピュータを用いて分析,変換合成などの情報処理を行なう技術。音声の周波数分析音声認識音声合成,音声情報の圧縮,音声情報信号の効率的伝送・記録などが具体的な内容である。音声情報処理の研究は,1939年アメリカ合衆国のベル研究所が音声信号符号化・復号化装置であるボコーダを開発したことに始まり,1970年代にアナログ信号である音声をサンプリングしデジタル化できるようになったことで大きく進展した。音声合成や音声圧縮などは,デジタル信号処理のハードウェア,ソフトウェア技術の進歩に伴い十分に実用化されているが,音声認識については,ヒト音声の多様性や環境雑音などの問題があり,実用化にはいたっていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む