音羽町九丁目
おとわちようきゆうちようめ
[現在地名]文京区音羽一丁目
音羽町八丁目の南に位置し、南は桜木町。西は洞雲寺境内、小日向川添屋敷の飛地および音羽町八丁目の飛地、東は田中八幡宮・下総関宿藩久世氏抱屋敷。町立て以前は関口村の耕地であったかと思われる。町屋は長さが南北七四間余、幅は町内往来道幅を除き東西三六間。文化年中(一八〇四―一八)東側の町屋裏手続きの護国寺領三ヵ町在方分(九丁目分)の畑地のうちに新規家作を願出て許され、同地(南北一八間・東西一〇間)は町奉行の支配に転じ、町内に込められた(御府内備考)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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