須賀川盆地(読み)すかがわぼんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「須賀川盆地」の意味・わかりやすい解説

須賀川盆地
すかがわぼんち

福島県中南部,郡山盆地の南に接する盆地。東は阿武隈高地,西は奥羽山脈,南は釜子丘陵に囲まれる。石英安山岩質凝灰岩を基盤に,その上の比較的薄い洪積層からなる。明治初期士族により開墾が行なわれたが,水利の便が悪く開発は遅れた。第2次世界大戦後,矢吹原台地に約 450戸が入植。1951年新安積疏水(→安積疏水),1956年の羽鳥用水の完成により開田,水田化が急速に進展。米のほか,タバコ苗木も産する。中心市街は須賀川市

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世界大百科事典(旧版)内の須賀川盆地の言及

【郡山盆地】より

…福島県のほぼ中央,阿武隈川中流部にある盆地。東は阿武隈高地,西は奥羽山脈に属する川桁(かわげた)・額取(ひたいどり)両山地に限られるが,北部は青田原付近で本宮(もとみや)盆地に続き,南部は郡山市と岩瀬村,須賀川市との境界付近で須賀川盆地に移行する。広義には本宮盆地から須賀川盆地までを含めることがある。…

※「須賀川盆地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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