デジタル大辞泉 「頡頏」の意味・読み・例文・類語 けっ‐こう〔‐カウ〕【×頡×頏】 [名](スル)1 鳥が飛び上がったり、舞い下りたりすること。2 勢力が同じくらいで優劣が決まらないこと。拮抗きっこう。「其実力に至りては之に―すべき程の大名極めて多し」〈田口・日本開化小史〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「頡頏」の意味・読み・例文・類語 けっ‐こう‥カウ【頡頏】 〘 名詞 〙 ( 「詩経‐邶風・燕燕」の「燕燕于飛、頡レ之頏レ之」による語。「頡」は飛び上がる、「頏」は飛び下りるの意 )① 鳥などが飛び上がったり、飛び下りたりすること。[初出の実例]「睍睆黄鶯自好音、頡頏出レ谷集二中林一」(出典:常山文集(1718)鶯)[その他の文献]〔張衡‐帰田賦〕② 勢力が互いに同じくらいの力ではりあっていて優劣がきまらないこと。拮抗(きっこう)。[初出の実例]「頡二頏於衆中一者有レ年矣」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)八・秋壑号序)「其実力に至りては之に頡頏すべき程の大名極めて多し」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「頡頏」の読み・字形・画数・意味 【頡頏】けつこう(かう) 一上一下する。匹敵する。〔晋書、文苑伝序〕(晋に及んで)斯(ここ)にんなり。張載、銘山(剣閣山の銘)の美を擅(ほしいまま)にし、陸、焚の奇(弟雲が兄の文才に嘆じ、自分の筆硯を焚(や)きたいといった)を挺す。潘(岳)・夏(侯湛)輝をね、名輩に頡頏し、竝びに縟(はんじよく)を綜す。字通「頡」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by