頭寒足熱(読み)ズカンソクネツ

デジタル大辞泉 「頭寒足熱」の意味・読み・例文・類語

ずかん‐そくねつ〔ヅカン‐〕【頭寒足熱】

頭が冷え、足が暖かいこと。健康によいとされる。

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精選版 日本国語大辞典 「頭寒足熱」の意味・読み・例文・類語

ずかん‐そくねつヅカン‥【頭寒足熱】

  1. 〘 名詞 〙 頭部が冷えて足部があたたかいこと。また、そういう状態にすること。古来、健康によい状態といわれる。
    1. [初出の実例]「ずかんそくねつ・田子のひでりにふじの雪」(出典:雑俳・大花笠(1716‐36))

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四字熟語を知る辞典 「頭寒足熱」の解説

頭寒足熱

頭部が冷えて足部があたたかいこと。また、そういう状態にすること。古来、健康によい状態といわれる。

[使用例] 頭寒足熱は延命息災の徴と傷寒論にも出て居る通り夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 頭寒足熱という言葉があるが、足だけでなく体はすっぽり暖かく、布団から出ている顔と頭だけが冷やされているのだった[椎名誠*からいはうまい|2001]

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ことわざを知る辞典 「頭寒足熱」の解説

頭寒足熱

頭部を冷やし足部をあたたかくすること。

[使用例] 頭寒足熱は延命息災の徴と傷寒論にも出て居る通り[夏目漱石*吾輩は猫である|1905~06]

[解説] 古くから、健康によいとされ、今日の医学でも推奨されています。

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世界大百科事典(旧版)内の頭寒足熱の言及

【睡眠】より

…これらのホルモンはいずれも同化ホルモンで,睡眠時に同化過程が盛んになっていることを示唆している(図8)。(9)皮膚温 睡眠中足先が最高,額が最低で,〈頭寒足熱〉の生理学的基礎になっている。足底温は睡眠の深さの指標になり,入眠前に上昇しはじめ,睡眠の進行とともに上昇し,覚醒で急激に下降する。…

※「頭寒足熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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