ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頸肋」の意味・わかりやすい解説 頸肋けいろくcervical rib 主として第7頸椎の横突起が異常に発育して,肋骨のように頸部の側面に伸びてきたものをいう。第1肋骨に接したり,さらに胸骨にまで伸びているものもある。無症状のことが多いが,上肢を後方に伸ばしたりしたとき,上や前方にある神経,血管を圧迫し,上肢や肩などの痛み,しびれ,麻痺,手指の冷感を訴え,さらに壊疽を起す胸郭出口症候群の原因になることもある (5~10%) 。症状が強い場合は外科的に切除する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by