六訂版 家庭医学大全科 の解説
頸部や腋の下にグリグリが触れる
けいぶやわきのしたにグリグリがふれる
Lump in neck or under arm
(お年寄りの病気)
どのような状態か・対処のしかた
頸部のグリグリは、
頸部や腋の下にグリグリが触れた場合は、まず朝・夕の体温を測ります。体温が上昇している時には病院を受診してください。病院ではグリグリが何であるかを検討するとともに、血液検査で白血球などを測定して炎症の有無を確認します。そして、熱の原因とグリグリとの関連について調べます。
体温が平熱だった時には、1~2週間様子をみてください。大きさが小さくなっていれば、まず心配はいりません。頭にかぶれがあったり歯ぐきがはれたりすると、頸部のリンパ節が大きくなりますが、原因となるかぶれなどがよくなればリンパ節も小さくなります。そのまま様子をみてください。
もし大きさが変わらないか、大きくなってくる時には病院を受診してください。グリグリの正体がリンパ節なのかどうか調べます。場合によってはグリグリの一部をつまんで細胞を調べてから、治療を始めます。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報