頻婆果(読み)ビンバカ

デジタル大辞泉 「頻婆果」の意味・読み・例文・類語

びんば‐か〔‐クワ〕【頻婆果】

《〈梵〉bimbāの音写想思と訳す》頻婆(ヤサイカラスウリ)という蔓草つるくさ果実。鮮やかな紅色なので、仏典で仏や女性の唇など紅色のものの形容に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頻婆果」の意味・読み・例文・類語

びんば‐か‥クヮ【頻婆果】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。頻婆という植物鮮紅色の果実。仏典で、仏や女子の唇、兜率天宮の荘厳など、紅色のものを形容するのに用いられる。
    1. [初出の実例]「脣色赤好、如頻婆果」(出典往生要集(984‐985)大文四)
    2. [その他の文献]〔法華経‐妙荘厳王本事品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む