願力回向(読み)ガンリキエコウ

デジタル大辞泉 「願力回向」の意味・読み・例文・類語

がんりき‐えこう〔グワンリキヱカウ〕【願力回向】

浄土真宗で、衆生往生の因も果も、すべて阿弥陀仏本願の力によって施し与えられたものであること。他力回向。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「願力回向」の意味・読み・例文・類語

がんりき‐えこうグヮンリキヱカウ【願力回向】

  1. 〘 名詞 〙 仏、特に阿彌陀仏が、衆生を救おうという願力によって成就されたあらゆる功徳を、恵みとして衆生にめぐらし与えること。他力回向。
    1. [初出の実例]「横超者、斯乃願力廻向之信楽、是曰願作仏心」(出典教行信証(1224)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android