願海(読み)がんかい

精選版 日本国語大辞典 「願海」の意味・読み・例文・類語

がん‐かいグヮン‥【願海】

  1. 〘 名詞 〙 仏や菩薩誓願の深く広いことを海にたとえた語。
    1. [初出の実例]「聞一実道普賢之願海」(出典往生要集(984‐985)大文二)
    2. 「只願は経を持ち、名を十方の仏陀の願海に流し」(出典:日蓮遺文‐持妙法華問答鈔(1263))

がんかいグヮンカイ【願海】

  1. 幕末天台宗の僧。上野国高崎の人。江戸の範海について出家比叡山で回峯行を修し、宮中にも加持祈祷に参じる。のち東叡山、粉河寺などに転住書画詩歌をよくした。文政六~明治六年(一八二三‐七三

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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