

(頻)(ひん)。〔説文〕十一下に「水を
(わた)りて顰戚(ひんしゆく)するなり」とあり、〔玉
〕に「顰蹙(ひんしゆく)するなり。憂愁して樂しまざるの
なり」という。〔説文〕に渡水のことをいうのは、
の省文に従うと解するからであろう。金文の順ももと
(じゆん)に作り、やはり渡水の意を含む。順は孝子の徳をいう字で、金文には父祖に対して自ら順子という。
・
は水際で行われる儀礼をいう語で、葬送の儀礼に関するものと思われる。顰が顰蹙の字であるのも、その関連において理解すべきであろう。字はまた
に作り、
(賓)(ひん)声の字と関係がある。
は神を迎えること、殯は葬送の礼をいう。
立〕顰 ヒソム出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…(2)は口を開いた阿(あ)形と,閉じた吽(うん)形に分けることができ,前者には飛出(とびで)の,後者には癋見(べしみ)の諸面があり,年たけて威力のある悪尉の諸種もここに入れてよいであろう。ほかに阿形では天神,黒髭(くろひげ),顰(しかみ),獅子口など,吽形では熊坂(くまさか)がある。能面の鬼類では女性に属する蛇や般若,橋姫,山姥(やまんば)などのあることが特筆される。…
※「顰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...