デジタル大辞泉 「風につれなき物語」の意味・読み・例文・類語 かぜにつれなきものがたり【風につれなき物語】 鎌倉時代の物語。最初の1巻のみ現存。作者未詳。文永8年(1271)以前の成立とされる。権中納言を主人公に、恋愛と人生のつれなさ、はかなさを描いたもの。風葉集に本書の歌42首を収録。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「風につれなき物語」の意味・読み・例文・類語 かぜにつれなきものがたり【風につれなき物語】 鎌倉時代の擬古物語。作者未詳。初めの一巻だけが現存。「無名草子」の成立以後で、文永八年(一二七一)成立の「風葉和歌集」に、四六首の歌が収録されているので、それ以前の成立であろう。権中納言(のちの関白)を主人公に恋愛と人生のつれなさを描いたもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例