風濤(読み)フウトウ

デジタル大辞泉 「風濤」の意味・読み・例文・類語

ふう‐とう〔‐タウ〕【風×濤】

風と波。
風が吹いて波がざわめき立つこと。また、その波。風波風浪

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精選版 日本国語大辞典 「風濤」の意味・読み・例文・類語

ふう‐とう‥タウ【風濤】

  1. 〘 名詞 〙 風と波。また、風が吹いて波がざわめき立つこと。また、その波。波風。風浪。
    1. [初出の実例]「此の十景の其上に、石を集ては煙嶂の色を仮り、樹を栽ては風濤(フウタウ)の声移す」(出典太平記(14C後)二四)
    2. [その他の文献]〔顔延年‐車駕幸京口侍遊蒜山詩〕

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普及版 字通 「風濤」の読み・字形・画数・意味

【風濤】ふうとう(たう)

風と波。波だつ。宋・仲淹〔釣者に贈る〕詩 江上來の人 盡(ことごと)く愛す、鱸魚(ろぎよ)の美(うま)きを 君看よ、一の舟 出入す、風濤の裏(うち)

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