風琴(読み)フウキン

デジタル大辞泉 「風琴」の意味・読み・例文・類語

ふう‐きん【風琴】

オルガン
会堂にある―の近くに席を占めて」〈藤村・桜の実の熟する時〉
《「手風琴」の略》アコーディオン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風琴」の意味・読み・例文・類語

ふう‐きん【風琴】

〘名〙
① 風にひびく琴の音。
※江吏部集(1010‐11頃)下・花鳥春資貯「士林今日多歓楽、攀翫栄花風琴
② =ふうりん(風鈴)①〔随筆・燕居雑話(1837)〕
③ オルガン。特にリードオルガンをいう。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
④ (「てふうきん(手風琴)」の略) アコーデオン。
※落語・無学者(1898)〈三代目春風亭小柳枝〉「自転車へ乗って上手(うまい)方は新聞を読んだり風琴(フウキン)を鳴らして歩いて居りますが」

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普及版 字通 「風琴」の読み・字形・画数・意味

【風琴】ふうきん

風鈴

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