風陵渡(読み)ふうりょうと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「風陵渡」の意味・わかりやすい解説

風陵渡
ふうりょうと / フォンリントゥー

中国、山西(さんせい)省南西端、苪城(ぜいじょう)県南西端の黄河(こうが)が大きく屈曲する地点の北岸にある鎮。山西省南西部(河中)は、華北の二大中心である関中(かんちゅう)と中原(ちゅうげん)の両地を押さえる要衝の位置にあり、山西省北部より関中に進出する際の「兵家必争の地」であった。この河中と関中は黄河によって隔てられ、いくつかの渡津(としん)関門が設けられたが、風陵渡は唐代に置かれ、対岸陝西(せんせい)省の潼関(とうかん)とを結び、風陵津、風陵関ともよばれた。1937年に大同(だいどう)よりここに至る同蒲(どうほ)線(蒲はやや北にある蒲州(ほしゅう)鎮のこと)が完成し、山西省への鉄道交通の門戸となった。1969年には黄河大橋が建設され、鉄道は直接隴海(ろうかい)線に接続するようになった。

[秋山元秀・編集部 2017年10月19日]

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