(読み)サツ

デジタル大辞泉 「颯」の意味・読み・例文・類語

さつ【颯】[漢字項目]

人名用漢字] [音]サツ(慣)
風の吹く音の形容。「颯颯颯然
きびきびしたようす。「颯爽さっそう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「颯」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 14画

[字音] サツ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は立(りつ)。〔説文〕に立声とする十二字のうち、颯と同声のものがなく、会意とする説もある。來(来)母の字に、麗(れい)が灑(さい)・(し)の音となる例もあり、いちおう形声とする。〔説文〕十三下に「風聲なり」(段注本)とあり、風の音を形容する語である。

[訓義]
1. かぜふく、かぜの吹く音。
2. きびしく吹く、強くふく、きびしい、みだれる。
3. かすかに吹く、おとろえる、よわまる、おちる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕颯 佐米久(さめく) 〔立〕颯 スシ・サメク・カゼノコヱ 〔字鏡集〕颯 フク・シナフ・チル・カゼノコヱ・シナヘタリ・スズシ・サメク・タチマチ・アガル

[熟語]
颯颯颯灑・颯颯爾颯竦・颯然・颯爽・颯颯沓颯戻
[下接語]
一颯・粛颯・颯・衰颯・爽颯

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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