飯山仏壇(読み)いいやまぶつだん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「飯山仏壇」の解説

飯山仏壇[仏壇・仏具]
いいやまぶつだん

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド。
長野県飯山市産の仏壇。17世紀末頃からつくり始められたといわれる。仏壇づくりの作業は細分化され、部品から組立まで地域内で一貫しておこなう。長押が弓型をしている弓長押と、宮殿がよく見え分解組立が可能な肘木組みが特徴。京都の流れをくむ仏壇。1975(昭和50)年9月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年6月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5056972号。地域団体商標の権利者は、飯山仏壇事業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「飯山仏壇」の解説

飯山仏壇

長野県飯山市北部の愛宕町中心製造される仏壇。元禄年間に甲府からやってきた職人が素地仏壇をつくったのが製造の起源と言い伝えられている。木材が豊富で仏教信仰の篤い土地であったこともあり、江戸期を通じて発達した。国指定伝統的工芸品。地域団体商標にも登録されている。

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